毎月の電気代、なんとなく高いと感じていても、「どの家電がどれくらい電気を使っているか」 まで把握できている人は少ないです。
実は、家庭の電気代は、使い方を少し見直すだけでも差が出やすいポイントがあります。
特に資源エネルギー庁でも、家庭の電力消費はエアコン・冷蔵庫・照明の割合が大きいとされています。
この記事では、家電量販店で20年以上働いてきた経験も踏まえて、家電ごとの電気代の目安をわかりやすくまとめます。
まずは「どこから見直すと効率がいいか」をつかんでいきましょう。
この記事でわかること
- 家電ごとの電気代のざっくり目安(月額・年額)
- 電気代のかんたんな計算方法
- 節約効果が出やすい家電と見直しポイント
家電の電気代はどれくらい?まずは全体像をチェック
家庭の電気代は「使う家電」で大きく変わる
電気代は、契約プランや地域差もありますが、まず大事なのは**使用量(kWh)**です。
同じ家でも、エアコンの使い方や冷蔵庫の設定、照明の種類で毎月の金額は変わります。
節約の第一歩は「高い家電」を知ること
節約でいちばん効率がいいのは、使用量の多い家電から見直すことです。
資源エネルギー庁でも、家庭ではエアコン・冷蔵庫・照明の比率が大きく、ここを優先すると効果が出やすいとされています。
家電の電気代 早見表【月額・年間の目安】
以下は、1kWh=31円(税込)の目安単価で計算した「筆者試算」です。
この31円/kWhは、家電公取協(全国家庭電気製品公正取引協議会)の目安単価として広く使われています。
※実際の電気代は、契約プラン・地域・使用時間・機種の省エネ性能で変わります
※あくまで「比較のための目安」として使ってください
家電の電気代 早見表(目安)
| 家電 | 使用条件(目安) | 月額目安 | 年額目安 |
|---|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 1日あたり約1.2kWh相当 | 約1,116円 | 約13,392円 |
| エアコン | 平均0.7kWh/h × 1日8時間 | 約5,208円 | 約62,496円 |
| 洗濯機 | 0.05kWh/回 × 月30回 | 約46円 | 約558円 |
| 洗濯乾燥機 | 洗濯30回+乾燥15回 | 約744円 | 約8,928円 |
| 電子レンジ | 1.3kW × 1日15分 | 約302円 | 約3,627円 |
| 炊飯器 | 炊飯+保温(1日6時間) | 約307円 | 約3,683円 |
| テレビ | 120W × 1日4時間 | 約446円 | 約5,357円 |
| 照明(LED・1部屋) | 30W × 1日5時間 | 約140円 | 約1,674円 |
| 掃除機 | 800W × 15分 × 月12回 | 約74円 | 約893円 |
| 電気ケトル | 1.25kW × 1日5分 | 約97円 | 約1,162円 |
家電の電気代はどう計算する?かんたんな計算式
電気代の計算式(kWh × 電気料金単価)
電気代の基本は、次の式で計算できます。
電気代(円) = 消費電力量(kWh) × 電気料金単価(円/kWh)
たとえば、1か月で100kWh使った家電なら、
- 100kWh × 31円 = 3,100円
というイメージです。
家電公取協の目安単価31円/kWhを使うと、ざっくり比較しやすくなります。
1kWhあたりの単価はどれくらいで考えればいい?
記事内では、計算しやすさのために31円/kWhで統一しています。
ただし、資源エネルギー庁も案内している通り、実際の単価は契約内容や時期で変わるため、厳密に見たい場合は契約中の電力会社の料金単価を確認するのが確実です。
計算するときの注意点(契約プラン・使用時間・季節差)
同じ家電でも、電気代は以下で差が出ます。
- 契約プラン(昼高い/夜安い など)
- 使用時間(特にエアコン)
- 季節(冷暖房)
- 機種の省エネ性能(古い家電ほど不利なことが多い)
特にエアコンは、季節と設定温度の影響が大きい家電です。
電気代を下げやすい家電はこの3つ
1. エアコン(設定と使い方で差が出やすい)
エアコンは、家庭の中でも電力消費の割合が大きい代表格です。
資源エネルギー庁の省エネ情報でも、フィルター清掃や設定温度の見直しで節約効果が出る例が紹介されています。
まずやること
- フィルターを定期的に掃除する
- 風量は「自動」を基本にする
- 設定温度を無理のない範囲で見直す(夏は冷やしすぎ注意、冬は暖めすぎ注意)
2. 冷蔵庫(24時間稼働だから効く)
冷蔵庫は止められない家電なので、設定と使い方の見直しが効果的です。
資源エネルギー庁でも、温度設定を適切にすることや、詰め込みすぎを避けることが紹介されています。
まずやること
- 温度設定が「強」になりっぱなしなら見直す
- 食品を詰め込みすぎない
- 扉の開閉時間を短くする
3. 照明(すぐ効果が出やすい)
照明は1つあたりの電気代は大きくなくても、家全体で見ると効きます。
資源エネルギー庁でも、白熱電球・蛍光灯より省エネ性能の高いLEDへの切り替えが有効とされています。
まずやること
- 長時間使う部屋からLED化する
- つけっぱなしを減らす
- 使わない部屋の照明はこまめにOFF
シングルファーザー家庭で実践しやすい電気代節約のコツ
無理に我慢せず、固定費から見直す
子育てしながらの節約は、気合いよりも仕組み化が大事です。
毎日我慢するより、先に「電気代がかかりやすい家電」を把握して、設定や使い方を整える方が続きます。
「使い方の改善」と「買い替え判断」を分けて考える
節約は、次の2段階で考えるとわかりやすいです。
- 今すぐできる改善(設定温度、掃除、使い方)
- 買い替えで下がるか確認(古い家電・省エネ性能)
いきなり買い替えではなく、まずは使い方の改善から始めるのがおすすめです。
そのうえで、古い家電は「回収年数(何年で元が取れるか)」で判断すると失敗しにくくなります。
まずは1か月、電気代の変化をメモする
おすすめは、電気代を1か月だけメモすることです。
- 何を変えたか(例:エアコン設定、冷蔵庫の整理)
- どれくらい下がったか
この記録があると、節約が「感覚」ではなく「数字」で見えるようになります。
よくある質問
電気代を一番使う家電は何ですか?
家庭によって違いますが、一般的にはエアコン・冷蔵庫・照明の影響が大きいです。
資源エネルギー庁でも、この3つは家庭の電力消費の中で割合が大きいとされています。
古い家電はすぐ買い替えたほうが得ですか?
必ずしも「すぐ買い替え」が正解ではありません。
まずは使い方を見直し、それでも電気代が高い場合に、買い替え価格 ÷ 年間の節約額で判断すると失敗しにくいです。
節約のために家電を使わない方がいいですか?
無理な我慢は続きません。
特に子育て家庭では、快適さや安全性も大切です。
おすすめは、使わないではなく、効率よく使うことです。
まとめ|電気代の見える化が家計改善の第一歩
電気代の節約は、まず「高い家電を知る」ところから始まります。
今回のポイントは3つです。
- エアコン・冷蔵庫・照明を優先して見直す
- 電気代は kWh × 単価(31円目安) でざっくり計算する
- 我慢よりも、設定・掃除・使い方の改善から始める
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